カーコーティングの種類について

カーコーティングの種類について種類別に開設をしたうえで現在主流となりつつコーティングと何が異なるかを解説します。できるだけわかりやすく解説をしますが、少し複雑な部分もありますのでご了承ください。

ワックスコーティングが昔の主流だった

カーコーティングの主流ですが昔はワックスという固形の物を塗るのが主流でした。このワックスですが、成分としては細かな粉末状の研磨剤を含み、塗装面を少しづつ削り上げることで表面をなだらかにするという仕組みです。その上でオイルを配合することにより雨水を弾き、泥汚れなどもオイルが滑らせることで落ちやすくするという手法でした。

ですがこのオイルコーティング、ある時を境目にあまり利用されなくなります。その理由ですが、ある時を境目に車の燃費を競う競争に日本の車業界はシフトチェンジを行い、世界中がエコのブームになったのです。その時、まず改良した部分として挙げられるのがエンジン性能の工場ですがそれと同時に塗料を薄くして塗り上げるという技術が進化し、ワックスなどの研磨剤で塗膜が剥がれ落ちるということが起き始めます

その為、現在においては、昔の車などの塗膜が厚い車の表面を慣らすためにワックスタイプのオイルコーティング剤を使用するのが一般的になったのです。

液状ワックスコーティング剤というものもある

研磨剤で削れるという問題を克服した物がこの液状オイルコーティング剤です。これはプレクサスという製品が有名で、オイルと水が混じった液体の中にボディの表面を覆うことができる有効成分を閉じ込めたものをスプレーすることでボディの表面を保護するというものです。

オイルコートになりますので表面の摩擦抵抗が少なくなるのが特徴で、その上で研磨剤を含むことなく、傷を消すための有効成分が入っているのが特徴です。

こちらの特徴は固形タイプのワックスと異なり、どんな状況に置かれている車のボディーにも使用可能で日に焼けてしまった物、塗膜が薄いものなどの艶出しを行うことができるのが特徴です。ただし、難点としては固形タイプの様にボディー表面をなだらかにすることができない上、コーティングが持続する期間が短いのもこの液状タイプの弱点で、施工してからすぐに雨が降ると落ちるという特性もあります。

簡易ガラスコーティング剤の仕組み

簡易ガラスコーティング剤ですがこちらはガラスコーティングと言うより、ガラスの様に表面をツルツルに仕上げることができるコーティングであると考えると分りやすいです。簡易であるため、持続効果が短く、簡単にできるガラスコーティング剤として人気が現在あるコーティング法です。この簡易ガラスコーティングの仕組みですが、これは珪素、つまりシリコンなどをボディーの表面に張り付かせることでボディー表面の摩擦係数を低下させるコーティングです。

表面がなだらかになり滑るため、雨や汚れが落ちやすくなるのが特徴ですが、傷自体は消えないのが簡易ガラスコーティングです。ガラスコーティングはすべてにおいて研磨剤を含んでいるもの以外はボディーの表面をきれいにできないという特性があります。その為きれいな車のボディーであれば、ものすごくきれいに施工することが簡単で、実際にボディーが光を反射したりして綺麗に見えます。

ですが、反面に傷がある部位がある場合その部位が浮き上がって見えるということもあり、傷消しタイプの簡易ガラスコーティングが生まれる要因となりました。

傷消しタイプの簡易ガラスコーティングとは?

傷消しタイプの簡易ガラスコーティングですが、傷を消す成分として、レジン粉末や炭素系繊維などをコーティング液に混ぜ合わせることでシリコンがその傷がある部分を埋めやすくするため傷が消えているように見えるということです。

これは、CDなどにおいてシリコン液を吹きかけて拭くことで表面がなだらかになり、傷がある部分の光の乱反射が抑えられるために読み込めなくなったCDが再度読み込めるようになるという仕組みを応用しています。これを車のボディーに応用することで光の乱反射を抑え傷が浮き上がりにくくしシリコンがその傷を埋めるため、車のボディの傷をごまかすことができるということです。

化学変化型ガラスコーティング剤について

 

 

 

このタイプのガラスコーティングは、薬品の化学変化を利用してクリアな被膜を車のボディに形成するのが特徴です。この薬品が化学変化を起こしてガラス結晶を作り上げるため、ガラスコーティング剤であるとされています。簡易タイプのガラスコーティング剤と異なる点としては、塗膜が定着するというのが特徴です。実は、簡易ガラスコーティングはコーティング剤自体は引っ付くという力が弱いのです。その為簡易ガラスコーティング剤には、車のボディー表面に引っ付くために何か粘着剤となるものを入れていることが多いのです。例えば、シリコンオイルなどの他炭素繊維、植物繊維などです。それらを使用せず化学反応に手ボディ表面に定着し結晶化するのがこの方式の化学変化型ガラスコーティングになります。

利点としては、塗膜が簡易ガラスコーティングやオイルコーティングなどと比較しても厚くなり、傷に強い被膜を形成するのが特徴ですが、被膜を作り上げるまでに雨が降ると被膜に不純物である水分が混じり化学変化に失敗し、十分なクリア塗膜を形成できないという弱点があります。その為、多くの製品が雨に弱く、雨が降った場合即失敗となります。

また、紫外線を利用して化学変化を起こすので曇っている日などに施工を行うと結晶化に時間が掛かるなどデメリットも多いのです。ただ、簡易ガラスコーティングと比べると寿命も長く、成功すれば長い間車のボディーに対して傷がつかないコーティングを施すことができ、最近価格が安くなってきたコーティング剤でもあります。

PR|足立区でカーコーティングならIIC|品川区でガラスコーティングならIIC

 

クリアコーティングについて

カーコーティングには、車のボディーの表面にクリアー塗料を塗布して再度コーティングを施すコーティング法があります。クリアコーティングと呼ばれるコーティングで水を弾く油を含んでいる塗料を車に吹き付け乾燥させることで車の表面についた水や油を弾くコーティングをクリアコーティングと呼びます。

このコーティングは個人で行うことができず、塗装技術を必要としておりディーラーさんなどが行っているコーティングになります。塗膜が厚いまたは薄い塗膜であることが特徴で利点はもっともコーティング効果が長い点ですが問題としては価格が高く、施工技術が劣っている業者であると本来のコーティング効果が期待できないことです。

セラミック粉末を混ぜ合わせたコーティング

セラミックコーティング

 

 

 

 

このコーティング法をさらに進化させたものがセラミックの粉末を混ぜ合わせたセラミックコーティングになるのですが、こちらは施工を行っているお店が少ない上に異なる施工法をしている業者もあり効果もまちまちです。

利点としてはセラミックの強さが車のボディーに備わるため傷に強くなるという特性がありますが、セラミック自体は光を通さず、白くなってしまうためセラミック粉末の配合量を間違うと黒い車の場合白みがかった黒い色となりくすんでいる車のボディになり、今一つうまく施工を行うことができるお店が少ないのも特徴です。

またこれら以外にレジン粉末を塗料に配合したりフッ素を配合したりしてボディーの摩擦を減らすクリアコートを塗布するのが特徴で、ボディーをつるつるにすることで泥をスルッと落としたり、雨を弾いたりすることが可能な塗装法でもあります。