ガラスコーティングとは

車を利用している方なら一度は目にしたことのある「カーコーティング」というワードですが、その中でも特に強度があり車のボディを様々なものから守ってくれるということで注目を集めているのが、いわゆるガラスコーティングと呼ばれるものです。これはポリシラザンといったガラス成分を中心としたコーティングとなっており、車の塗装表面から剥離にしくい高密度のガラス被膜を車体に施すことができるものです。強度においても複数あるカーコーティングの中でも最高の部類になり、大事に車を乗りたいと考えている方にはぴったりです。

①ガラスコーティングとは

車のコーティングには実は様々な種類が存在します。ポリマーコーティングや油脂系コーティングなど以前から使用されているものもありますが、最近では車体の塗装の上に薄いガラス被膜を施すガラスコーティングが人気です。専門業者に依頼する場合はそれなりに費用もかかるものの、車にかかるダメージを大幅に軽減できるということで、その価値は十分にあるといえるでしょう。
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②ガラスコーティングの効果

小石による細かな傷、様々な種類の汚れから車体を守ってくれる他、いわゆる紫外線からの影響を抑えてくれるなど車体にとって優しいコーティングとなっています。さらにこちらには水を弾く効果も非常に高く、雨による染みもできにくいことから洗車に関しても容易に行えるというのもポイントです。新車を購入する際には、長期間に渡り新車に近い状態を維持することができるということで、ほとんどのディーラーでおすすめされるでしょう。美しい車体で車を乗るのは気持ちの良いものですが、それだけではなく状態のよい車体を維持できれば、乗り換えを検討する際にも査定に良い影響を与えます。とはいえ、メリットばかりではなくデメリットも少なからず存在します。例えば専門業者に依頼する場合にはそれなりに費用もかかる上に、強度が高いとされる二層構造のガラスコーティングの場合には更に費用もかかります。さらに業者に依頼する場合には車を預ける必要も出てきます。業者や工程により日数は異なりますが、1日車を預けるだけですむこともあれば、場合によっては5日程度かかってしまうということもあります。毎日車を使うという方にとっては依頼するにも躊躇してしまうことも少なくありません。

③ガラスコーティングの耐久性

それではガラスコーティングの耐久性は一体どの程度なのでしょうか。通常言われているのは、3年から5年程度と言われています。もちろん使用環境により車体に及ぼされる影響は様々であり、紫外線が強い地域、あるいは駐車環境の影響などによっても耐久年数が変わってくるため、一概には言えないのが現状です。過酷な環境においては当然ですがガラスコーティングとはいえダメージを負いやすいのでその点に関しては考慮しておく必要があります。少しでもコーティングの寿命を伸ばすために重要なのはメンテナンスです。定期的なメンテナンスを行うことで耐久性は驚くほど違ってくるのです。いわゆる「メンテナンス不要」と表現されているコーティングが紹介されているケースもありますが、それでも決して何もしなくてよいというわけではありません。ガラスコーティングを施すことで汚れが落ちやすい、汚れがつきにくいという状態にすることはできるものの、全く汚れないというわけではないです。表面に油分の付着や汚れがついた場合は、それだけでも撥水性などの効果は減少し、車体を傷める原因になりかねません。そのような場合は定期的にワックスがけなどのメンテナンスを行い、洗車などもしっかりすることでガラスコーティングの状態を良好に保つことを意識しましょう。ワックスを塗ってから手洗いによる洗車を行うことで、ガラスコーティングが保護される形になります。ワックスを塗り込む際に傷をつけないように注意が必要ですが、コーティングを長持ちさせるためには重要です。

④ガラスコーティングの費用

ガラスコーティングはそれなりに費用がかかるものですが、具体的にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。実は車の大きさや形状などでことなっており、比較的安価なものでも3万円程度、強度の強いものともなれば8万円から、中には14万円以上するというケースもあります。魅力的なガラスコーティングですが、この費用のために断念する方も少なくありません。ですが価格に対して十分な価値のあるコーティングであることは間違いありません。おおよその目安としては、例えば軽自動車なら4万円から6万円、いわゆるコンパクトカーなら5万円から8万円、プリウスのようなミドルクラスなら6万から8万5千円、ミニバンや大型ミニバンともなると7万円から10万円、さらに高級セダンやワゴンタイプでは8万円から12万円位が相場でしょう。耐久年数が短いものになれば、より費用を安く済ませることも可能ですが、塗替えの頻度などを考慮すれば耐久性のあるコーティングを選ぶ場合とあまり費用は変わりません。実際に業者に依頼する場合は、自分の車の使用頻度や使用環境を考慮して選ぶのも良いでしょう。
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⑤ガラスコーティングのまとめ

ここまでガラスコーティングの特徴や効果、耐久性や費用などを見てきました。メリットばかりではなくデメリットもあるものの、これからもカーコーティングの中心として人気が高まっていくことが予想されます。ここではまとめとして、ガラスコーティングについて更に気になる部分を説明していきます。例えばガラスコーティングの保証に関してですが、ディーラーや専門業者では複数年の保証を提示しているところが増えています。被膜が車体に施されている、車体の光沢度、この2つがガラスコーティングの保証内容ですが、被膜が剥離した場合、光沢が落ちたりした場合は塗り直しの保証が受けられることは非常に安心です。ただ、保証条件に関しては条件はディーラーや業者により様々です。せっかく塗り直しをしてもらいたいのに、保証条件に合致しないなどというのでは話になりません。ガラスコーティングをして貰う前にはこの保証条件に関して詳しくチェックしておくべきでしょう。また、中にはガラスコーティングを自分で車体に施すという方もいます。いわゆるDIYにてガラスコーティングを行うという場合ですが、初心者にとってはこの作業はそれなりに大変です。塗り
にムラが発生してしまうことも多く、見た目だけでなくコーティングの効果に関してもうまく施すことができないこともあるでしょう。その点、業者に依頼すればプロの手で仕上げてくれるので隅々まで均一に美しい状態で仕上げてくれるので安心です。多少の費用がかかってしまうことは仕方ありませんが、どうせなら美しく輝くボディで撥水効果もしっかりある状態で車に乗りたいものです。DIYに自信のある方ならばともかく、初心者の方は業者に依頼することをおすすめします。ガラスコーティングを施すタイミングとしてはやはりベストなのは新車購入時でしょう。塗装前の下準備、磨きなどを行う工程も必要なく、費用を安く抑えることが可能です。施したガラスコーティングの寿命を3年から5年程度と考えれば、車検を行う際に一緒に塗り直せば、より良い状態で長く車に乗ることができるでしょう。これらを踏まえてガラスコーティングを検討してみてはいかがでしょうか。